新卒を採用した後に備える短期離職者の予防法

近年、新卒採用者が早期に離職するケースが増えており、問題になっています。3人に1人が3年以内に会社を去るというデータもあり、いかに離職を防ぐかが企業にとっての課題です。現場ではやれることは限られており、結局は会社の問題ではないかと感じる社員も多くいますが、実際は現場でもやれることはあります。また、離職していく新人に対し、ネガティブな感想を持ち、自分たちは何も悪くないと考えている人がいるのも事実です。大事なことは、いかに短期離職者を減らすかであり、その原因を決め付けるのではなく、あらゆる可能性を模索することが必要となります。そして、現場でできること、会社でできることを明確にし、一丸となって取り組んでいくという姿勢がこの場合とても大事です。

会社をすぐに辞める理由を見つける

まず知っておくべきこととして、新卒採用者がなぜすぐに辞めてしまうのか、その理由を知ることです。表向きは給料が少ないことを理由に挙げますが、複合的な要因により精神面の不調が起こり、それで辞めていくということが考えられます。仕事のストレスや人間関係などにより、いわゆるメンタルヘルスの不調を起こし、それが短期離職の原因となっています。また、キャリア形成を考える際にプラスにならないという理由も離職の要因とされており、改善が必要です。このように、なぜ会社を辞めるのか、その原因を知ることができれば、そのことに関する改善が可能になります。メンタルヘルスの不調が原因であれば、いかにして社員のメンタルヘルスに関する対策をしていくかなどを検討していくことができます。

適度に面接を行い、不満を吸い取る

効果的な予防策であり、新卒採用者だけでなく、既存の社員にとっても有効な方法として、定期的な面接の実施があります。上司と面接を行い、短時間でありながら、職場に関すること、人間関係などのことを聞き出し、不安に思っていることを知ることができます。面接で聞き出したことを分析し、仕事に対する満足感を高めていくことにつなげることに成功すれば、短期的な離職を減らすことにつながります。また、職場に対する不安は新卒採用者だけにあるものではなく、中堅社員にもあるため、定期的な面接をすることが重要です。面接の頻度は入社のタイミングで変えていき、段々と回数を減らしていくことで自立を促すことが可能です。上司の側も若手社員の不満などを受け止めることが求められ、相互理解を深めていくことで風通しのいい環境を作ることができます。